過食症ステージ別症状例 第3段階
過食症の症状 第3段階
食べるという行為が、吐き出すことを目的に行なわれることがあります。
食事はもはや心を満たしてくれるものですらなくなり、ある種の習慣に変わって
いきます。それなしでは心のバランスを保つことがむずかしく、毎日の生活が
過食・浄化行為を中心に回っていくこともあります。
中には社会生活を営むことが困難になる人もいて、そういう場合には家に篭って
過食・嘔吐などをくりかえすわけですが、その場合、食費もかかってくるため、
経済的に負担となっていきます。人によってはアルコールと併用する場合もあり
ます。
この深刻な段階になっても周囲の理解を得られないことがあり、心身ともに非常
に追い込まれた状態になることがあるので注意が必要です。
嘔吐したときに喉などに痛みを感じる・血液が混ざる・歯がもろくなるなど人に
よりさまざまな症状がみられます。また、ぼんやりと精気がなく目がいつも充血
していたり、手の甲に吐きだこができるなど外見上わかるようになってきます。
衝動的な行為がふえるなど精神的に不安的になりがちで、うつ病の併発やその他
の問題をかかえている場合もあります。
精神的にケアが必要なことはいうまでもありませんが、目に見えない身体的症状
がすすんでいて危険な状態に陥る場合があるので、早急に医療機関に相談するこ
とが肝心です。